


落選の瞬間、頭の中が真っ白になりました。目の前の景色から色が消え、周囲の音がすっと遠ざかっていく。 あの瞬間、私は息をすることすら忘れていました。
「自分の思いは届いているはずだ」
恥ずかしいことに、私はそう思い上がっていました。
だからこそ、突きつけられた厳しい現実をどうしても飲み込むことができませんでした。この結果を前に、ただ呆然とするしかありませんでした。
そして、何よりも私を打ちのめしたのは、私を信じ、大切な一票を託してくださった2,327人の方々の存在です。
皆様の温かい期待を、私の力不足で無駄にし、裏切ってしまった。
「申し訳ない」「合わせる顔がない」 という気持ちで胸の奥がギュッと締め付けられ、情けなさと悔しさで涙すら出ませんでした。
敗戦分析。なぜ落ちたのか。
前回の選挙では、政策を考えることに一生懸命でした。「岩槻をこうしたい」「こんなまちづくりが必要だ」と、自分の考えを伝えることに必死でした。
しかし、今振り返ると、大切なことを後回しにしていました。
それは、「この人なら任せてみよう」と思っていただくことです。
政治家として何をしたいのかを語る前に、
「『おだて ゆうへい』とはどんな人間なのか?」「この人に岩槻の未来を任せて大丈夫なのか?」
そこを知っていただく努力が、私には足りませんでした。
地域を歩き、一人ひとりの話を聞き、何度も言葉を交わす。そうした積み重ねを十分にしないまま、私は「政策を実現したい」と言っていました。順番を間違えていたのだと思います。
あの選挙で私に足りなかったのは、政策以前に、地域の皆様から信頼していただくための積み重ねでした。それが、前回の選挙で私が学んだことです。